年齢を重ねるごとに、新しい年になればなるほど、時間(歳月)の流れが早くて困っている人が多いと思います。
「もう今年も3ヶ月過ぎた」「今年もあと3ヶ月だ」「今年ももう一年終わりだ」なんて、毎年、年齢を重ねていく度に、それが加速していく感覚があり、焦ったり、不安になったり、後悔したり、ネガティブな感覚になることがあるのも否めませんよね。
私の友人に今の悩みを聞いたところ、「歳月の流れる早さが困っている」と回答が返ってきました(笑)
大人になり、年齢を重ねていくと、なぜこの感覚が加速するのでしょうか。
幼少期から十代までは、大人になった今とは時間の流れの感覚が全然違うものだった
「永遠にこの夏が続く」と信じ続けていたあの熱い輝かしい十代の頃はもう戻ってきませんが、幼少期から十代の時期まで本当に時間の流れが長く濃密だったように感じます。
特に幼稚園や小学校のときは、朝から幼稚園や学校までの間、学校から帰ってきてから寝るまでの時間が、2部制になってていろいろなこと盛りだくさんでめちゃくちゃ長く感じたと、大人になった今、ほとんどの方が感じることかと思います。
中学校や高校生の頃は、授業があって更に放課後は部活があったり、バイトしたり友達と遊んだりで、1日が本当に長かったです。
退屈な学校の授業で一つの科目50分の時間が何億光年くらいの宇宙の旅か!?というくらい長かったです(笑)
冗談はさておき、生きている限り、時間は平等に与えられて過ごしているのに、この違いは何かいろいろ考えたり調べてみました。
同じ過ぎ去っていく時間でも、漠然と忙しく、あっという間に早く流れるよりも、より充実して豊かであり、価値のある時間を噛み締めていきたいものですからね。
時間の流れが早く感じてしまう理由を調べたり考えてみて思ったこと
なぜ、人間が年齢を重ねていくと時間の流れが早く、短い感覚になるのかを雑誌の記事に書いてあった科学者の見解はこのようにありました。
経験済みの日常の延長線を過ごしている
幼いときは毎日が新鮮で新しいことがばかりを吸収しないといけなく、経験してない脳は情報を取り入れるのに忙しく、考えたり、悩んだりを瞬間瞬間繰り返していたから、時間の流れが濃厚だったということから、時間がゆっくりの感覚に感じるのだといいます。
経験済みのことは繰り返しになるので、脳も慣れてしまい反応しないことにより、それだけでも時間の流れを早くしてしまうようです。
確かに子どもを見てて思いますが、一瞬もじっとすることがないことから、目に写るものすべてが新鮮で刺激的で、ワクワクの毎日を過ごしているんだと思います。
日々変化のないルーチンをこなしている
多くの方は、日々の仕事や家事などに追われて、あっという間に1日が過ぎ去っていく繰り返しの日々を過ごしていると感じていると思います。
これも前述したように経験済みで脳が慣れてしまい、「既に知っている」「経験済み」「体験済み」のことを繰り返しているだけなので、脳に刺激がないので時間の感覚が早く感じてしまうようです。
新しい人との出会いが少ない
いつもの友人、会社の同僚、家族、とほぼ毎日顔を合わせていると、これも脳に刺激がなく、処理が早いので時間の流れに影響するようです。
新しい人に出会う場面があるときは、緊張もしますし、場合によっては準備もしないといけませんし、いろいろと不便で脳みそに汗をかく作業が待っているわけです。面倒であると同時に新鮮で新しいことの始まりなので、時間の流れも変わるのかもしれませんね。
いつも見慣れた光景や慣れた環境で過ごしている
毎日同じ時間に同じ電車に乗って、同じ場所に通勤する。
仕事をしているほとんどの方は、毎日これを繰り返すことになるわけですが、これもまた時間の流れの感覚を早くする要素のようです。
新鮮さがない、電車の流れる景色も、人混みも、全部、脳がもう既に知っているので、多分、脳の刺激回路がスルーされてしまうわけですね。
現状に安住、満足してしまっている
日々、忙しくしていると、今の仕事に追われてしまい、それを処理するだけで一杯一杯になってしまいます。それよりもやるべき仕事を処理しきれずに、悩んでいたり、余計な労働を課せられてストレスが溜まっている人もいます。
本来なら、現在の知識やスキルで満足して安住してしまうよりも、もっと上を目指して向上させようという仕事に対する意欲や情熱がないと、やはり流されてしまい、仕事に左右されてしまっているので、これも時間の流れが早く感じる要素の一つになっていると思われます。
時間の流れを価値あるものにしていくための5つの提案
時間の流れが早い感覚が不愉快と感じるならば、前述した内容から、自分が一番感じている原因や理由を洗い出して、改善や修正、挑戦をしてみるのもいいかもしれません。
1. 日常に変化をもたらすように行動する
仕事や家業に追われていると難しいかもしれませんが、ほんの少しだけ意識してみるだけでも違ってくるかもしれません。
- 普段いつも寄りたいと思っていたお店にフラッと立ち寄ってみる
- 家路を違う路線で帰ってみる
- 仕事の順番を変えてみる
- 残業しないで帰ってみる
- 朝早く行って仕事をしてみる
時間の流れというよりも、豊かな時間が手に入り、何かいいことがあるかもしれません。
2. 新しい知識をつける
常に新しいことを勉強したり学び続けることは面倒で大変な分、脳への刺激になりますし、知らないことを知るわけですから、そこには驚きやワクワク、ドキドキ、感動が待っています。
忙しくても、ネットの情報ばかりでなく、たまには書籍を手にして情報を得たり、勉強をしたりするのはいかがでしょうか。
3. 行ったことのない場所へ行ってる
これも新しい環境や場所、観たことのない景色に出会えるわけですから、これも脳が踊りだすでしょうね。
休日や時間ができたときに、ふと行ったことのない場所や前から気になってたとことに思い切って出かけてみてはいかがでしょうか。
感動やワクワク、新しい出会い、新しい経験、一気にたくさんのことが手に入りそうです。
4. 新しい人との出会い
出会いは人の運命も変えるほどの力を持っていると言われます。
出会いの関係はおいておいて、自分自身にとって成長できる、プラスになる、ワクワクする、ドキドキする、楽しくて豊かな時間が過ごせる出会いを求めて行動するのもいいかもしれませんね。
ただし、同じ出会いであっても、マイナス要素になるような人との出会いは避けた方がいいです。お気づきの通り、今後の自分の人生の貴重な時間を蝕まれる可能性もあるので、同じ出会いでもここは十分に注意が必要です。
5. 何か新しいことに挑戦する
新しい知識をつけたり、行ったことない場所へ行っていることと、本質は同じことなりますが、経験したことのないことやってみるというのは、本当に素晴らしことですし、自分自身を成長させて豊かで価値のある生き方に変えていくことができると思います。
年齢を重ねると、億劫になったり、あきらめてしまい、または面倒だったりします。それでも、好きなこと、やりたかったことをもう一度、挑戦してみると「よかった!」って思える瞬間がやってきて、後になって充実した時間を過ごした感覚が待っていると思います。
新しいことに挑戦したり、面倒だけど自分や周りが幸せになる行動を起こしたりすると、もしかしたら、自分の人生も周りも充実していくし、これまでとは違った時間の流れを感覚を味わうことができるのかもしれません。
もちろん、今、このときにそれぞれ背負っている問題や抱えている悩みでいっぱいいっぱいであるかもしれませんが、自分がワクワクしたり、元気になれることをほんの少しでもいいから、一歩でも行動に移す努力をすれば、充実した身のある価値的な時間に変わっていくのかもしれません。
まだまだこれから先も、時間の流れはそのままの感覚かもしれませんし、もっと早くなるかもしれません。それでも後悔のない豊かな時間にしていく努力が一番大事なのかもしれませんね。
現代人はITの発達も手伝って、時間の感覚が変わってしまったのかもしれない
これは私が最近思うことですが、現代人はとにかくみんな忙しすぎるんだと思います。
ネットで気になる人の調べ物したり、SNSの投稿をチェックしたり、LINEの返信をすぐに返さないといけなかったり、週末に行くレストランはどこがいいか調べて予約したり。。
便利な時代になった分、次第に処理する情報量が昔と比べて、確実に多くなっていると思うんです。その便利さの代償に時間を奪われているような気がしてなりません。
これは、私の感覚だけでもの言っていますので悪しからずご了承ください。
ただ、ティーンエイジャーのような若い人でも大人と同じような時間の流れが早く感じるというのであれば、これも間違った見解ではないと思うんですよね。
まとめ 時間の流れの感覚なんて、クソくらいで生きていこう!
これらは私の憶測も含みますが、なんだかんだ言って、「何か新しいことに挑戦」したり、「苦難や逆境に向かっている」ことこそが人生を充実させて、価値あるものにしていくのだと思います。
時間の流れを意識するよりも、仕事や人間関係など自分の置かれている立場や環境に流されたり、振り回されたり、左右されたりせず、自分のペースに持ち込んで、支配、左右していくくらいの勢いで生きていければ、時間の流れなんて怖くないですし、焦ったり臆病になることもなく、堂々と人生生きているのかなって思います。
コメントを残す