在宅ワークを行なっている多くの方が抱える悩みが、「仕事のやる気スイッチ」を出すことがなかなかできないということです。
他人がいる職場だとそれなりの緊張感があります。そこには「仕事をする」という空気感があるので嫌でも仕事をしないといけませんので、仕事が捗ります。
自宅はというと、管理、監視しているのは常に自分自身なので、個人的な雑用もOKですし、作業する時間も自由です。そんなわけで仕事モードのスイッチを入れるのがなかなか困難だったりします。
そして、やる気をいつまでも出せないダラダラした時間こそが、実際にフタを開けてみるとかなりの時間ロスが蓄積されていることになります。
在宅ワークで集中のスイッチを入れるために、私や私の知人などが試してきたことをいくつか紹介します。
1. ファミレスやカフェで時間を決めて集中する
これはノマドワーカーというネーミングが付いているように、定番的な誰もがやっていることですね。
寝ることもできませんし、公共の場所なので程良い緊張感があり、自ずとスイッチは入っていきますので気づいたら仕事が捗っています。
デメリットとしては、環境の問題があります。普段、私はPCモニター環境がデュアルモニターなので、モバイルの狭い画面環境なので能率が全然違ってきて、逆に仕事が限られてしまったりまします。
また、電源確保の問題や、一人なのでセキュリティー上、トイレに行きたくなった場合はPCを持って行くことになります。
バッテリーが無くなるか、トイレに行きたくなったら作業終了
ファミレスやカフェでの作業は、こういうルールに則って作業をすることにより、より短時間でも超集中して作業を続けることができることになります。
このように作業の内容によっては能率はもちろん上がりますが、これを常時やっていると返って仕事が進まなくなる場合もあるので、要所に上手く取り入れていくことがポイントになります。
一時期は周囲のファミレスやカフェに行き尽くした感があり、やはり自宅に落ち着いてしまいましたが(笑)
2. 携帯、メール、ネットの通信環境などの情報を完全に遮断する
集中する時間帯を決めたらとにかく外部からの携帯、電話、メール等、仕事には必要のない情報をその時間内は遮断しておく。デスクまわりには何も置かず、耳栓をして音も遮る。
ネットにつながらないと仕事にならない場合もありますので、不要なページは開かないようにして、ネットサーフィンや他の情報は絶対に見ないようにします。
これはかなり集中ができて効果的です。
その反面デメリットして、外部からの電話やメールに直ぐに対応できないこともあり、場合によっては先方に迷惑がかかったり、それがストレスにもなりかねません。
まぁ、一人で事業をやっていたりすると柔軟な対応が必要になってくるので、この方法で作業する時間帯としては、夜中の周囲が寝静まったときが効果的です。夜中は電話やメールは来ないので(笑)
3. 罰ゲームとご褒美制度を設ける(いわゆるアメとムチ)
まずは、1日の始まり、または前日の夜に、タスクリストを紙にぶわぁ~っと書き出します。ここでポイントは「絶対に1日で消化できるはずのないくらいの仕事量」を書き出すのです。
そして、タスク1個1個の横に作業予想時間を書いていきます。これを実際に1日で終らせる勢いで必死で紹介していくことに専念します。ルールとしては全体の60%程消化できれば合格とします。
効果的なポイントとしては、無理な設定をしているにも関わらず、半分以上消化できているということは、結果として「かなりの量の仕事をこなしている」ことになるということです。
「60%以上達成できたら、好きなDVDが何本か見ることができる」等のご褒美を自分に与えます。または、達成できなかったら、「大好きなCDを捨てる!!!」等。
これのデメリットとしては、無理なタスクスケジュールにしてしまい、「仕事をこなす」ということに囚われてしまい、仕事の品質を下げてしまう場合もあります。
あまり考えなくてもいい手を動かすだけの単純作業であれば、この方法は効果的かもしれませんが、思考をフルに使う仕事の場合は逆効果にもなります。
4. 誰かにコミットメントして、作業ができなかった場合の条件や約束を取り決める
これはちょっと乱暴ですが、同じ在宅ワークをしている知人がやっていた方法です。もしできなかった場合には、コミットメントした人に罰金を払うことを約束します。
これのポイントは「絶対に払いたくない金額に設定する」ことです。これは、金額が大きい額に設定する場合は、「だらけてなければ絶対にこなせる」という仕事のみで実行したりします。
仕事内容を例えば、一週間単位の作業量を決めて、ここまで出来なかったら罰金1万とか、最大10万円等・・レベルを決めて取り組みます。かなり追い込むことになるので効果があるそうです。
デメリットとしては、仕事の状態が変わったりしたときに臨機応変に約束事を変更できるかが微妙なことと、友人は当然、お金が入ってきた方が嬉しいので、人によっては邪魔をされるかもしれません(苦笑)
5. キャパやリソース限界まで案件を同時に走らせる
これは私の知り合いのクリエイターさんが取ってる方法です。
納期や約束があれば自然に何の苦もなく仕事モードになりやすいので、常にギリギリのリソースで対応できるくらいの案件を抱えるようにするそうです。言ってみれば「余裕がない状態」を作るということですね。
結果的に収益も安定していくし、適度に追い込む感じになるので、これがベストと言っていました。
デメリットとしては、追い込み過ぎるとストレスになり精神的によくないので、これもバランスを自分で取っていくしかないように思います。
まとめ
やはり仕事というのは納期があったり約束があるものだと自ずと捗りますし、逆に納期がなく自発的にゴールを決めて、稼いでいく仕事の場合は難しいでしょう。
ただ一つ言えることは、在宅ワークをしているほとんどの方は個人事業主や経営者なわけです。なので「やる気スイッチ」も含めて自分なりに、「どうやって結果にコミットさせるか」にフォーカスして見出していくしかないと思います。
常に「これは何のため?」という欲しい結果や目的がブレてないかが一番大事ってことですね。だから、やる気スイッチが出ないうちはまだまだ雇われてる感覚が抜けないのかもしれませんよ。
商売や経営はこれが簡単にできればみんな成功していると思います。
まだまだ「やる気を出す方法」については色々あるので、また別で書きたいと思います。
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