ペヤングソース焼きそばが6月に再開するニュースを聞いたときにはホッとしました。
去年12月に虫の混入が発覚したことで販売ストップしたときは、長年のペヤングファンとしてかなりのショックでした。
また食べられることを思うと楽しみで仕方ありません。
カップ麺の世界は常に進化を遂げていますが、「昔から変わらない、普遍の味」を貫いていることから、私は新しいカップラーメンが出ても昔からのものをついつい選んでしまいます。
だって、新発売されたもので「これ美味しいなぁ」と思ってリピートしようと思ったら既に店頭から消えてたりしますからね。
それに比べてカップヌードル、どん兵衛、赤いきつね、ペヤング等は味は今の時代に合わせながら微妙に変化しつつも、根幹がブレないところが私とっては魅力です。
企業としての情報革命時代への対応が課題
今回発覚したのは、学生がネットで虫の写真入りを投稿したこたことによってこの事実が判明したわけですが、インターネットが普及する以前までは、食品メーカーや外食チェーンではこのような事例は数多くあったことを聞いたことがあります。
このことから企業全体が「情報革命時代への対応」の課題に気づかされた事件だったと思うのです。
もしインターネットがない時代で今回のような事件が起こったら、こんな経緯になるのではと予測します。
商品の中に虫を発見した!
消費者がメーカーにクレームの電話
メーカーの担当者が消費者のもとへ個人的に謝罪&回収に訪問
メーカーから「お互いに面倒なことになるよ」と口封じの対応を迫られ納得
(消費者が納得できなくても本当に面倒になるからそこで終結させる)
そして、世の中にこの事実が飛散、露出することなく事なきを得る。
ネットという媒体がない時代であれば、このようなケースは日常茶飯事とまではいかなくても、「実際にあった」ということは耳にしたことがあります。
インターネット媒体は巨大な拡散ツール、その使い方の課題が重要
ネット媒体というものは、いわゆる良いことも悪いことも、ひとり歩きする巨大な拡散マシーンであるということは誰にも止めれません。(発信する側のモラルや倫理については別です)
いわゆる、「汚点は直ぐに指摘されて知れ渡るから下手な手は打てない」という時代ということを企業も私たちも理解しないといけないのです。
ハッピーな出来事が拡散されれば、みんながハッピーな気持ちになったり勇気を与えられ、幸せを作る最強媒体になります。
しかし、この便利な媒体を利用して「この人大丈夫か?」という行動に出る悲しい人も後を絶たない例もあります。
ネット媒体の使い方が正しければ「まっとうに生きている人が称えられ、ズルをしている人は叩かれる」
という方向に向いていくツールであるべきなんです。
だからこそ、まっとうに生きてる人や企業しか生き残れないという未来が、今後は必然的になっていくと思っています。
便利なものは、使い方を間違えると凶器にもなり得るってことです。
車は人を快適に遠くまで運んでくれて大変便利な道具ですが、扱い方を誤ると凶器に変わることは誰もが知っています。
インターネットは人間が使う道具ということをもっと意識するべき
今後、ますます情報革命が進んでいくと、予期せぬ事件が更に増えていくかもしれません。それをさせないためにも、インターネットをもっと「人間が使う道具」であることを理解して「どう使っていくか」の課題を優先させないといけないと思っています。
新しい便利なサービスがどんどん登場するのもいいことなんですが、それよりも「人間が使うツール」ということを前提にして作っていくことを忘れてはいけません。
ペヤングソースやきそばから堅い話しになってしまいましたが、いつかペヤングソースやきそばの美味しい食べ方についても書きたいと思います。
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