「やらないことリスト」を作成したらやる気と行動力が手に入った

「やらないことリスト」を作成したらやる気と行動力が手に入った

やる気スイッチを入れる方法、時間管理術、ToDoリスト、タスク管理術、こういった仕事術や自己管理方法が書かれた書籍やネとの情報、またツールなどが溢れるほど出回っています。

私も過去にこのような書籍や情報、ツールにたくさん触れては実践してきました。そんな中、管理することが目的になったり、そこに時間を奪われたりして、本来やるべき仕事や物事がおろそかになったりする、いわゆる本末転倒になったこともしばしばあります。

まぁ、私の管理能力ややり方が悪かった、出来ていなかったということが主な原因なのですが。

こういったツールや情報は使う人によっては非常に有効的ですが、ときに使い方やその人の状況などでは、マイナスになることもあるかもしれません。

限りある時間を価値的に使って、本質で仕事に取り組み、生産性を上げていきたい人にとって、私の経験から「有効だったこの方法」をご紹介したいと思います。

「やること」を決めるのではなく「やらないこと」を決める

様々な「やる気スイッチを入れる方法」、「タスク管理術」「時間管理方法」とあらゆる情報や書籍から実践してきましたが、こういったテンプレートをそのまま使うのは限界があるので、自分の仕事環境やスタイルに最適化していかないと、がなかなか効果が得られないことがわかりました。

また、これを実績していくと、ときに達成できなかったことに対して悲壮感になり、本来の目的からブレることも出てきました。

そんな中、この書籍に触れて目からウロコでした。

この本の中に「やらないことリスト」を作成するということが書いてあったのです。
どういうことかというと、「やってはいけないルール」を作ると、必然的に行動することが絞られてくるから、自然に「今、何をすべきか」がわかるので、必然的に向かうげき方法へのやる気と行動力ができてくるということなんです。

やらないことをルール化すれば、今やるべきことが見えてくる

「これをやる!」と決めれば、おそらくできないこともあるでしょう。
そんなときにやることリストはいつか、「できなかったリスト」に変わっていきます。
気分が乗らず面倒だったり、そのときの優先順位が違ったり、全くやれるリソースが確保できなかったりと、緊急でないこと以外はどんどん「やることリスト」に埃がかぶって見向きもしなくなっていく項目が出てきてしまいます。

それをあえて逆さまに取って、「やってはいけない事」としてルール化していきます。

これにより、「禁止」なので自分の心の中にも強いインパクトで訴えることができ、必然的にやるべき行動が決まってくるわけです。私にとってこの方法は本当に効果がありました。

やらないことリストのおかげで、行動に移しやすく更にやる気も出た

やらないことリストを実践することにより、例えば普段だらだら仕事の前にYouTubeを見たり、メールチェックをダラダラしたりすることを禁止にすることにより、そこで使っていた時間を直ぐに行動に移せるわけです。

また、今は緊急性がないことでも、自分に危機感を持たせることができるので、やる気も同時に湧いてきます。

例えば、「自分の生活レベルは○○以下に下げない」というやらないことリストがあれば、こうなりたくないと自分が望んでいることから、必然的に「今の行動」にかかってきて緊急でなくても重要な意識が高まります。

「やらないことリスト」はこれ以上出てこないというくらいに書き出す

私の場合は一人で会社をやっているので、「やらないことリスト」にしているカテゴリとしては以下の二つにわけています。

  • 日常のスタンス
  • 仕事のスタンス
  • Myビジネス4原則

やり方としては、遠慮なくありとあらゆる思いついたものをすべて書き出します。
そして、毎日、1日が始まるときに、すべてのチェックします。
そうすることによって、脳に「やらないこと」として定着されるのでやるべき行動に面倒とか苦痛がなく、自然体に移れるわけですね。

私の「やらないことリスト」の一部を紹介します

これを毎朝、必ず確認しています。

日常のスタンス

会話中に物事を切り出す際「ちょっと」を言わない
一度始めた物事を放置しない
心と持ち物の断捨離を常に欠かさない
「いつか」「とりあえず」と思った物は取っておかない
夜の歯磨きを欠かさない
虫歯にならない
便秘にならない
お腹を壊さない
頭痛にならない
腰痛にならない
風邪を引かない
病気にならない
脂漏症にならない
肌にシミを作らない
乾燥肌にならない
デブにならない
大食いにならない
「もう○○歳だから」と言わない
ランは2日以上空けない
やりたい事へのブレーキ(言い訳)は決して踏まない
重要なことは「心に記憶」して脳には記憶をしない
今購入できない(しない)ものは、詳しく(時間かけて)調べない
ダラダラWEBを見ない
だらだらYouTubeを見ない
音楽スタジオに行くのを1週間以上空けない
目的がないときPCを触らない
相手とのやり取りで己の感情の起伏に左右されない
「どうせ」「あーぁ」と心でつぶやかない
分相応に沿わない場所に行かない
身内をはじめとして、友人や知人等、関わる相手に過度に期待しない
「仕事が欲しい」「仕事ください」と公言しない
過去と同じ失態や失敗を繰り返さない
アスピリンの携帯を忘れない
誰かに何かしてもらったとき「すみません」と言わない
自分から離れていくいく人は決して追いかけない
格安ホテルには泊まらない

仕事のスタンス

値下げしてまで仕事を取らない
初回から値切ってくるクライアントの案件は安易に請けない
友人価格や知り合い価格の設定はしない
原則2次請けの案件は請けない
システム開発の案件は請けない
決済システムが絡む仕事は請けない
WEBサイト制作案件は簡単に請けない
制作案件の技術者(外注)は安易に決めない
10万円以上の案件は契約書(発注書)なしで着手しない
原則50万円以上の案件で着手金(前金)のない案件は請けない
午前中のアポを入れない
アポや日程を決めるとき、口頭だけのやり取りはしない
口頭では見積もり額を言わない
少しでも自信がないと感じたら「できます」「やります」を言わない
無駄な固定費をかけない
こんなに「やってる(やった)のに」とは常に思わない
現状に満足しない
現状に安住しない
支払いを渋る(滞る)クライアントからの案件は請けない
失踪した外注は追いかけない
だらだらメールチェックしない
ダラダラASP管理画面を見ない
作業中、感情に左右されて手を止めない
作業中はいろいろ考え込まない
作業中に他のことをしない
取り込み中にメールチェックをしない
作業スペースでは長時間ボーッとしない
一つの物事(タスク)が完結、完了して満足、安堵しない
今日やるべきタスクが完了するまで気を抜かない
極力、実務作業は自分自身ではやらない

Myビジネス4原則

在庫を保持する商売をしない
利益率が低い案件に取り組まない(捨てることも必要)
継続収益にならない案件には手を出さない
元手(先出し、仕入れ)の大きい商売には手を出さない

まとめ 「やらないこと」をルール化するとやる気と進みたい方向への行動力が同時に手に入る

自分では十分にわかってはいるものの、なかなかやる気スイッチが入らずに時間だけが過ぎてしまい、自己嫌悪に陥ることってよくありますよね。

なぜこうなるかというと、私の経験から言わせてもらうと、たとえ重要なことでも「緊急性がないから動けない」ということなんです。

例えば「明日までにこの資料を仕上げないと会社をクビになる」という状況だったら、「やる気が・・・」とか言っている余裕は全くなく、一心不乱に作っていることでしょう。

ある程度の緊張や緊急度がないと人間は怠けものになってしまいますので、私は自分で会社をやっていることから、怠けようと思ったらいくらでも怠けられます。

なので、この方法を取り入れて仕事も人生も楽しくするために自己管理としてはかなり有効な方法なので、これまで「時間管理術」「仕事管理術」で上手くいかなかった方は是非試してみることをおすすめします。

私は、このやらないことリストのお陰で、普段から緊急度を地道に意識する訓練になっています。

こういった方法論は人それぞれなので、向き不向きがあると思いますが、本来の目的は「欲しい結果が手にする」ことなので、自分に最適な方法を模索している方は、一度試してみてはいかがでしょうか。

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