既に20年前に販売されていたCDラジカセが音楽制作者の間で定番リファレンスとなっている「SONY zs-f1」のエッジ交換を行ったときの様子です。
だいぶ以前のブログでアップしていてアクセスがそこそこあったので、また上げておきたいと思います。
当時10万円もした高級ラジカセ、音楽制作の現場では今も現役
このラジカセは1994年の発売で、当時定価10万円も高級CDラジカセでした。10万円もするラジカセなんて当時は買えるわけありませんし、存在すら知りませんでしたが、これは民生用として短期間でしたが発売されていたようです。
このzs-f1というCDラジカセは、プロの現場で民生機器のモニターをするときフラットな音像ということで定評があり、今でも根強い人気のようですが、ヤフオクに出てくる固体はジャンク品しかく入手もなかなか難しくなっているようです。
以前は予備として2台程保持していましたが、不要で部屋が狭く邪魔になり売却しましたが、もう1台の方は今でも現役です。
CDラジカセの機能は極々シンプルだけど音質にこだわっています
機能はラジオ、CDのみで、AUX LINE INのみです。そう、このAUXからの音の信号があればOKなわけです。使いたいのはこのラジカセに搭載されいる「アンプとスピーカー」なわけですからね。
更にこれは録音機能もついない、機能でなく本当に音質のみを追求したラジカセということになりますね。
スピーカーコーンの部分の周りのエッジがデリケートで破れやすい
どんなにコンディション良く保管していたとしても、このエッジ部分はウレタン素材のため、経年とともに劣化して砕けてしまいます。これを交換するわけですが、専用のエッジが販売されているので自分で交換することにしました。
音楽制作を行っているほんの一部の人しか使わないこのラジカセのために、エッジを作っている業者さんにはリスペクトです。
エッジには2種類のものが発売されていて、用途や音の好みに合わせて選べる
Sony ZS-F1 CFD-K10適合 スピーカーエッジ ウレタン 2枚 です。
私が購入した当時(2009年)は以下の内容でした。
・固いエッジ=耐久性がいい
・柔らかいエッジ=耐久性はよくないが、純正に音が忠実
どちらもメリット・デメリットがあるのすが、私はどのくらいエッジが持つが試してみたかったのとやはり純正に音が忠実の方がいいので後者を選びました。
ちなみに現在もエッジは発売されているのですが、1種類のみのようです。精度が上がって1種類になったのか、どちらか一方が取りやめになったのかはわかりません。
【エッジ交換前】純正で使っていた状態のウレタンが砕けた状態
【新品エッジ】交換用エッジと付属していた専用ボンド
【交換後】交換過程をかなり端折りましたがこんな感じです
ボンドが飛び出していて素人丸出しですね。この技術でサウンドにかなり影響するのでしょうが、十分な音で鳴っているようなので、これで良しとします。
まとめ
2017年現在、数年間使っていますが、中低音がバランス良くなってくれていて今でも非常に重宝しています。
最近でもヤフオクでアラート登録して辛抱強く待っていると、たまに忘れころに出てきますが、厳しい状態のものが多いようです。
何年か前にデッドストック(元箱ありの未使用のもの)がヤフオクに出品されたときはさすがに狙ってしまいました(笑)
しかし、10万円近くの値がついたので、さすがに落札はできませんでした。
当時の出品者のページでは箱から出したことないと記載がありましたが、新品でも恐らくウレタンエッジは劣化していると思います。
やっぱりラジカセの音は普通のリスニング用でも馴染みがあり、聴きやすいのでこれはリスニング兼用で今でも現役でがんばってくれています。
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