業務委託契約書を結ぶことは、Win-Winの証

仕事を依頼するとき、受けるときには面倒でも契約書を交わす必要があります。
これは後々トラブル等が起こったたときの方が10倍以上面倒なる可能性を秘めているからです。

契約書を交わすのは、一々その書面に縛られるようでお互いにギクシャクしそうですが、逆に「お互い信頼しあっているからこそ結ぶ確認事項」みたいなもので、本当に大事なことなんです。

業務委託契約書は安心、安全、万が一の保険になる

これまで商売をしていきて、たくさんの人に仕事をお願いしたきました。「まぁいっか」とばかりに契約書は全く交わしていない頃、仕事を途中で放棄されたり、逃げられたり、「言った、言わない」のトラブルに遭遇したりしたときに非常に困って面倒になった経験が何度もあります。

そして時間の何の生産性もないことに無駄な時間を投じないといけなかったります。

発注者と受注者がフェアである証

平たく言ってしまえば、契約書って仕事を依頼(発注)する側が優位になるような内容になってしまうと思いがちです。
確かに依頼者はお金を払っているわけですから、そこにそのお金を払う条件を盛り込むのは当然です。しかし、それとは別にそのやってもらった仕事により売上が発生する原資となるわけですから、その本質はWin-Winの関係にならないといけないわけです。

業務委託契約書に盛り込む一般的な項目とその内容

業務内容により、契約書の内容は色々と変わってきますが、基本的に必要なことは以下のものになると思います。

契約の締結

「誰と誰が」この契約を結ぶのか?という当事者同士の氏名や会社名が明記されています。

委託内容

仕事を受ける側(受託者)が行う業務内容についてを詳細に書かれています。

契約期間・更新

契約開始日や契約更新サイクルなどが記載されます。

報酬額

依頼者(発注者)が受注者(受託者)に支払う報酬額、支払日、支払い方法が記載されています。

機密保持

仕事をしている上で知り得た情報は第三者に漏らしてはならないという約束事項です。受託者に義務を負わせるだけでなく、場合よっては委託者も義務を負う必要があります。

契約の解除

双方どちらかが、契約違反等が発生した場合に契約の解除できることが明記されます。

裁判管轄

万が一、裁判になった場合の提訴をするかしないかを記載しています。

免責事項

例えば天変地異などの双方にとって、不可抗力な出来事が原因で業務が困難になった場合にどうするかが明記されます。

協議

契約書に書いてない問題等が発生した場合には「話し合いによる解決をしましょう!」ということが記載されています。

雛形を自身の業態に合わせてカスタマイズ

他にも項目がありますが、主な項目と内容は上記になるのではと思います。
堅苦しい難しい言い回しで書かれているものですが、基本的に中身はいたってシンプルな約束ごとや確認事項を書面に表したというだけのことです。

これにより、お互いに安心して気持よく仕事ができますし、良い仕事ができて結果的には良好な関係が構築できますよ。

こういった業務委託契約書のテンプレート(雛形)はたくさんあります。そのテンプレートを土台として、業態に応じてカスタマイズしていくことをお勧めいたします。

2枚同じものを作成して、お互いに押印して1枚づつ保管しておけばOKです。

まとめ

契約を結ぶのは最初は面倒でも、万が一のリスク回避になり安心して仕事ができる

仕事を依頼する側と仕事を受注する側の双方に書面にして約束が残るので、お互いに納得した上で仕事に取り組めて結果Win-Winの関係が保てる。

仕事に弾みが出て、お互いの信頼関係が深まり好循環が産まれてビジネスが飛躍する。

主な項目はテンプレート化されているので、あとは自身の業態に合わせてカスタマイズして使えばOK。

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